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人生後半の処世術について考えます

命術の基礎

このブログについて②

このブログでは、処世術を考える一視点として、命術(東洋の占い)による人生の分析事例を紹介していこうと思います。そのため、これまで40回以上にわたって命術の基礎についてお話してきたわけですが、今回は、それらを簡単におさらいしたいと思います。 ま…

宿命の風景④

では、読売新聞グループ本社主筆の渡邉恒雄氏の宿命を例に、風景を描いてみましょう。 己 癸 丙 未 巳 寅 (己) (丙) (甲) 日干=己は自分で、月支=巳は季節なので、初夏の田園。加えて日支にも己があるので、広大な田園です。空(年干・月干)には丙=太陽…

宿命の風景③

次に、十干の性質をみていきましょう。 甲=陽の木は、樹木。まっすぐ大きく成長しますが、一度折れてしまうと立ち直るのが難しくなります。 乙=陰の木は、草木。踏まれながら粘り強く成長しますが、自分を見失うと周囲に埋もれてしまいます。 丙=陽の火は…

宿命の風景②

では、まずは、五行の象意(イメージ)からみていきましょう。 なお、以下に述べることは、典拠資料はなく、おそらく誰の説でもありません。このように理解するとわかりやすいのではという、まったくの私見です。 あらゆるもの・ことは五つの気から成り立っ…

宿命の風景①

命術(東洋の占い)は、気の存在や陰陽五行論など、自然現象の観察に基づく思想(自然思想)をベースに組み立てられていることから、宿命を自然の風景に見立てることもします。そして、風景のなかで働いている力や何が過剰で何が不足しているのかなどを観な…

人間の星⑧

下の左は宿命で、①が日干、②が月干、③が年干で、Aが日支、Bが月支、Cが年支になります。④⑤⑥はそれぞれの地支に含まれている蔵干です。 そして、①と②~⑥の関係から十大主星が、①とA~Cの関係から十二大従星が表出されて、人体図として、下の右のように配…

人間の星⑦

日干の周りには2つの天干と3つの地支がありますが、地支のなかには干が含まれている(蔵干)ので、宿命からは5つの十大主星(通変星)が表出されることになります。 ここで、人物を推し測る簡単な鑑定方法を紹介しましょう(純濁法)。 十大主星(通変星)は…

人間の星⑥

今回は、無意識の星の気質を説明します。 その前に、十大主星(通変星)と十二大従星(十二運)をあわせると22の気質があるわけですが、これらの関係をどう整理したらいいでしょう? 私は、十大主星(通変星)は本能がもとめる五徳(幸福の五要素)、すなわ…

人間の星⑤

十二大従星(十二運)は、天貴星から天胡星まで(有意識の星)と、天極星から天印星まで(無意識の星)の2つに分けられて、前者は現実面(考える前に動く)に、後者は精神面(動く前に考える)に意識が向かいやすい、とします。 今回は、有意識の星の気質を…

人間の星④

十二大従星は、身強/身弱のときと同様に、日干と地支の十二支との関係から導かれますので、まずは十二支の紹介から簡単にしたいと思います。 十二支は年賀状などでおなじみですが、暦では(動物ではなく)時間、特に季節を表します。一年の始まりは立春(節…

人間の星③

詳細な星の解釈は、実際の鑑定例を紹介するときに随時説明したいと思いますので、ここでは基本的な解釈のみ紹介します。 陽の守備本能は貫索(比肩)といい、外に向かって「単独で」守るので、「独立心」のある気質になりますが、それが強くなり過ぎると「頑…

人間の星②

では、まずは、五本能と干の関係から説明します。 干の間には、生じる/生じられる(相生)、剋する/剋される(相剋)、同じ(比和)、のいずれかの関係が成り立ちます(「なぜ、未来を占えるのか④」参照)。剋する/剋されるというのは独特の用語ですが、…

人間の星①

これまで、「なぜ、性格を占えるのか」では五本能という基本的欲求で簡単な性格分析を、「身強/身弱とは何だろうか」では心のエネルギーという仮説で身強と身弱の生き方の違いを紹介しました。 実際の鑑定では、それらをより詳細にした、前者は十大主星(通…

身強/身弱とは何だろうか⑤

もうひとつ(前回に引き続き)渡邉恒雄氏の宿命を観てみましょう。 己 癸 丙 未 巳 寅 まず、日干は己=土なので、判定では火とします。 次に、地支は未巳寅なので、-夏春です。 そして、日干の火は夏で、正反対の季節は冬になりますから、身強1つのみで、…

身強/身弱とは何だろうか④

身強/身弱は、宿命からどのように判定するのか、正しい手順を説明すると難しくなるので、ここでは簡略的な方法を紹介します。たとえば、次のような宿命の人は、身強でしょうか?身弱でしょうか? 壬 癸 辛 申 巳 巳 判定は、日干と下の行の3つの十二支=地…

身強/身弱とは何だろうか③

身強/身弱は、生き方にどのような違いになって現れるのでしょうか? 身強/身弱は、一般にエネルギーの大/小と定義されますが、具体的にこれをどう解釈するかは、論者により異なっていたりします。 たとえば、ある論者は、エネルギーを気力(あるいは、体…

身強/身弱とは何だろうか②

四柱推命にも算命学にもいろんな流派があるので、以下はあくまで私見です。 運勢について、四柱推命は誕生日の宿命だけで判断しようとするのに対して、算命学は(宿命以外にも)その人の現実、すなわち、どのような環境でどのように生きてきたのか(宿命の消…

身強/身弱とは何だろうか①

日干の強弱は、命術(東洋の占い)における運勢の重要な判断要素で、日干が強い場合を「身強(身旺)」、弱い場合を「身弱」といいます。 四柱推命では、日干の強弱によって運勢をよくする干(用神)が決まり、宿命における用神の質(どのくらいよい影響を及…

宿命と時間⑤

後天運では、大運の干支から人生の20年ごとのテーマを知ることもできます。 たとえば、渡邉恒雄氏の場合、日干は己=土で、23~42歳は火だから習得本能、43~62歳は土だから守備本能、63~82歳は金だから伝達本能がテーマの大運になります。 すなわち、まず…

宿命と時間④

では、渡邉恒雄氏を例に、ごくごく簡単な守護神法の観方を紹介します。 氏の大運は、3~22歳は木、23~42歳は火、43~62歳は土、63~82歳は金、83~102歳は水が周りますが、守護神は癸と丙なので同じ五行の水と火が周る大運が運勢のよい時期、忌神の土が周る…

宿命と時間③

後天運を知るのに「守護神法」という技法もあります。 これは、日干=自分にとってありがたい干を「守護神」、忌まわしい干を「忌神」として、後天運で守護神が周ると運勢が上がり、忌神が周ると運勢が下がる、と観ます。 では、何をもって「ありがたい/忌…

宿命と時間②

では、周ってきた辛の地支が「亥」だった場合は、どんな現れ方をするでしょうか(下左)。 日支(配偶者の場所)の寅と亥は「支合」といって、まとまる気の力が働く十二支です。すると、配偶者の場所が安定しますので、配偶者にとっては居心地がいい、すなわ…

宿命と時間①

以前の記事(なぜ、未来を占えるのか)では、誕生時の干支(宿命)から基本的な運勢を読み解けることを紹介しました。今回からは、誕生後に流れる時間からも運勢は影響を受ける(後天運)という話をしたいと思います。 後天運には、10年ごとの(各人固有の)…

天中殺とは何だろうか⑥

前回の「なぜ、未来を占えるのか」で紹介した読売新聞グループ本社主筆の渡邉恒雄氏の場合、天中殺の影響はあったのでしょうか? 経歴をみると、天中殺での人生の大きなイベント(就職・結婚・子の誕生など)はありませんでしたが、氏の場合、63歳(1989年)…

天中殺とは何だろうか⑤

まとめます。すべてのもの・ことは、発生と同時に消滅へ向かいます(エントロピーの法則)。時間の流れには、消滅へ向かう時間も含まれていて、これを「天中殺」といいます。 天中殺で始めたことは、まっとうできないか、上手くいかないままか、どこかに犠牲…

天中殺とは何だろうか④

天中殺には、年で周る天中殺(年運天中殺)のほかに、10年ごとの大運で周る天中殺(大運天中殺)もあります。 また、月や日で周る天中殺もありますが、私はほとんど気にしていません。というのは、二月や二日でもの・ことが一気に消滅するようなケースはあま…

天中殺とは何だろうか③

前回、天中殺を「消滅へ向かう時間」「運気が不安定になる」「行動を上手くコントロールできない」と説明しました。これだけを聞くと、天中殺はなにか不吉なことのように感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。 すべてのもの・ことには、始…

天中殺とは何だろうか②

私は、天中殺を次のように理解しています。 天体の秩序ある運行により地上では昼夜・季節などの規則性が保たれている。天中殺は、天の気が働かないから、秩序が失われた時間。無秩序=エントロピーが増大すると、存在は消滅へ向かう。天の気と地の気が入って…

天中殺とは何だろうか①

占いで「天中殺」のことを聞いたことがあるという方も多いと思います。 一般的には「天中殺の期間中は不吉なことが起こる」というイメージでしょうか・・・もちろん、それは誤った理解です。では、天中殺とは何なのでしょうか?天中殺だと、どんなことが起こる…

なぜ、性格を占えるのか⑥

以上、性格を占う方法について紹介してきましたが、勘違いしてはいけないのは、生年月日から出された五本能(鑑定では主星・従星)だけでその人の性格がわかるものではない、ということです。 本能の使い方は、置かれた環境などにより、人それぞれです。だか…