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人生後半の処世術について考えます

人間の星⑧

下の左は宿命で、①が日干、②が月干、③が年干で、Aが日支、Bが月支、Cが年支になります。④⑤⑥はそれぞれの地支に含まれている蔵干です。

そして、①と②~⑥の関係から十大主星が、①とA~Cの関係から十二大従星が表出されて、人体図として、下の右のように配置されます。中心は月支から表出された⑤の十大主星で、人物の気質を代表する星になります。

なお、配置された場所(宮)には意味があって、星との関係でさらに深く鑑定することもできます。

 ① ② ③     ③ C

 A B C   ④ ⑤ ⑥

   (④) (⑤)  (⑥)    A ② B

 

再び読売新聞グループ本社主筆渡邉恒雄氏の宿命を例に人体図を書くと、下のようになります。

 己 癸 丙      玉堂星 天極星

 未 巳 寅  貫索星 玉堂星 牽牛星

   (己) (丙)  (甲)   天南星 禄存星 天将星

中心は玉堂星=陰の習得本能なので、素直に知ろうとする人。また、「なぜ、性格を占えるのか④」で紹介したように、禄存星(土)→牽牛星(金)→玉堂星(水)と気が流れて貫索星(木)=陽の守備本能で止まるので、自分の生き方を貫こうとする人。そして、5つのうち4つが純星=純の宿命なので、個人で仕事をするよりも大きな組織のなかで仕事をするほうが向いている人。

他方、十二大従星(十二運)をみると、天将星・天南星とエネルギーの強い星があるので、考える前に動いて現実的な成果を得ようとする人。ただ、天極星もあるので、自由な発想をする一面もあります。

 

氏がそういう人だというのではありません。重要なのは、そのように生きれば生きやすいし、宿命通りだから運が味方してくれる、ということです。