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人生後半の処世術について考えます

人間の星⑦

日干の周りには2つの天干と3つの地支がありますが、地支のなかには干が含まれている(蔵干)ので、宿命からは5つの十大主星(通変星)が表出されることになります。

ここで、人物を推し測る簡単な鑑定方法を紹介しましょう(純濁法)。

十大主星(通変星)は、純星(鳳閣・禄存・司禄・牽牛・玉堂)と濁星(貫索・石門・調舒・車騎・龍高)に分けられ、純星はやさしくおとなしい傾向が、濁星は激しく厳しい傾向があります。そして、5つのうち純星が多いのを純の宿命、濁星が多いのを濁の宿命といいます。

純の宿命は、平和な安定した環境で実力を発揮しやすい一方、周囲からの影響を受けやすく騙されやすいところがあります。濁の宿命は、問題を抱えた不安定な環境で実力を発揮しやすい一方、問題が解決して安定した環境になると、余計なことをして問題を引き起こすか、怠け者になってしまうところがあります。

純の宿命に適した生き方としては、公務員や安定した大企業のサラリーマンなど、日々変化の少ない業務をこなす仕事が考えられます。他方、濁の宿命に適した生き方としては、起業家や新興企業、出張・転勤の多い仕事などが考えられます。

ごくごく簡単な鑑定方法で、これだけで人物を推し測るのは危険ですが、参考にはなります。