四柱推命にも算命学にもいろんな流派があるので、以下はあくまで私見です。
運勢について、四柱推命は誕生日の宿命だけで判断しようとするのに対して、算命学は（宿命以外にも）その人の現実、すなわち、どのような環境でどのように生きてきたのか（宿命の消化）も考慮して判断しようとします。
たとえば、日干を剋する官が陰陽混ざっている女性の宿命を「官殺混雑」といいますが、四柱推命ではこれを「異性関係が乱れる」と判断します。というのは、官が女性にとって「男性」を表すからで、それを陰陽あわせ持っているということは、夫のほかに愛人がいる、と解釈できるからです。
一方、算命学では、官は（男性以外にも）「仕事」「趣味」など没頭できるものと解釈することもできるので、働いている女性の場合は仕事や趣味で官殺混雑を具現化する（消化する）こともできるよね、と判断します。
宿命に働く気の力は同じでも、それをどのように使うかは人それぞれなので、私は、算命学と同じく、身強／身弱はもっぱら（運勢ではなく）生き方の違いに現われるものだと考えています。
