以上、性格を占う方法について紹介してきましたが、勘違いしてはいけないのは、生年月日から出された五本能(鑑定では主星・従星)だけでその人の性格がわかるものではない、ということです。
本能の使い方は、置かれた環境などにより、人それぞれです。だから、同じ生年月日でも、いろんな性格の人がいます。
また、持っている本能を使いすぎていたり使われないでいたりすると、だんだんと生きづらくなってきます。車と同じです。
重要なのは、相談者の話を聞いて「本能をどのように使っているのか」を分析して、悩みがあるのなら、その原因を本能の使い方などから特定して解決方法を一緒に考える、ということです。本能の使い方を見直せば、性格は変えられます。
占いは「当てもの」ではありません。相談を聞かずに占った性格がたまたま当たったとしても(占い師には「相談者の信用を得られる」という効用はありますが)相談者には何の意味もありません。
占いは、カウンセリングでもあります。ろくに話も聞かずに「あなたはこういう宿命だ」と断言して可能性を狭めてしまうような占いは、信じないほうがいいと思います。