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人生後半の処世術について考えます

天中殺とは何だろうか③

前回、天中殺を「消滅へ向かう時間」「運気が不安定になる」「行動を上手くコントロールできない」と説明しました。これだけを聞くと、天中殺はなにか不吉なことのように感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

すべてのもの・ことには、始まりがあれば、終わりもあります。存在が消滅へと向かうのは当然のことで、それに抗っても上手くはいきません。われわれの生活は、陽と陰=オンとオフを繰り返しながら営まれているのだから、天中殺はしっかり休んで次に備えるときなのです。

 

休むというのは、「何もするな」ということではありません。これまで通りに生活して必要な行動をとる分には、運勢の枠を外れるようなことはないので、天中殺の影響はありません。

問題は、天中殺のときに(その後の生活にずっと影響する)人生の大きな決断をすることです(就職・独立、結婚・出産、移住・新築など)。運勢の枠を外れやすいですし、消滅するまで天中殺の影響を受けることになります。

その結果、急に元の枠に引き戻されて(=激しい光影現象が起きて)突然終りを迎えることになります。どんな終わりかたをするかは、わかりません。起業でいえば、倒産のほか、事故や病気などで事業を続けられなくなるかもしれません。

 

天中殺で始めたことは、最後までまっとうすることができません。また、続いたとしても上手くいかないまま(=運気が不安定なまま)か、上手くいっている場合には自分の健康や家族の運勢などに犠牲が生じてしまいます。

では、天中殺のときに結婚したら、どうすればよいか?それは、結婚生活にあまり期待しすぎないことです。上手くいかなくても、何とかしようとするのではなくて、「まあ、こんなもんだろう」と状況を受けいれていけば、大抵の場合は、問題なく結婚生活を続けることができます。