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人生後半の処世術について考えます

身強/身弱とは何だろうか①

日干の強弱は、命術(東洋の占い)における運勢の重要な判断要素で、日干が強い場合を「身強(身旺)」、弱い場合を「身弱」といいます。

四柱推命では、日干の強弱によって運勢をよくする干(用神)が決まり、宿命における用神の質(どのくらいよい影響を及ぼしているか)や後天運で用神が周ってくる時期などから、運勢を判断します。したがって、身強(身旺)/身弱の判定はとても重要ですが、悩ましいことに流派によって判定方法が違っていたりします。外れが少なくなるようにそれぞれ調整した結果なのでしょう。

 

他方、算命学では、身強/身弱で守護神忌神(運勢を上げる/下げる干)は変わらず、生き方に違いが出てくる、とします。すなわち、身強と身弱とでは、エネルギーや自我の強さが異なり、身強は「考える前に動く」「活発」「豪快」「自分の力で切りひらく」人なのに対して、身弱は「動く前に考える」「冷静」「繊細」「他人の力を利用する」人だと説明します。

車に例えるなら、身強は、排気量が大きくて長い移動距離や坂道でも対応できるのに対して、身弱は、排気量は小さいが小回りが利いて燃費もよい、という感じでしょうか。