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人生後半の処世術について考えます

宿命と時間②

では、周ってきた辛の地支が「亥」だった場合は、どんな現れ方をするでしょうか(下左)。

日支(配偶者の場所)の寅と亥は「支合」といって、まとまる気の力が働く十二支です。すると、配偶者の場所が安定しますので、配偶者にとっては居心地がいい、すなわち、結婚するにはよい時期、という解釈になります。

では、周ってきた辛の地支が「巳」だった場合は、どんな現れ方をするでしょうか(下右)。

この場合、寅と申は「」といって、壊しあう気の力が働く十二支です。すると、配偶者の場所が安定せず、配偶者にとっては居心地が悪い、すなわち、結婚するには悪い時期、という解釈になります(ちなみに、結婚したら本人に浮気をする気が働く、と解釈することもできます)。

辛  丙 〇 〇   辛  丙 〇 〇

亥  寅 〇 〇   巳  寅 〇 〇

 

今度は、辛=干合する相手(配偶者を表します)が宿命のなかにあって、後天運で「丙」が周ってきた場合、どんな現れ方をするでしょうか(下左)。既婚であれば、配偶者にとって新しく干合する相手が現れる、すなわち、配偶者に浮気されちゃうかも、という解釈になります。

ちなみに(位相法の例ではないのですが)宿命のなかに辛に加えて丙がもう一つある場合は、どんな現れ方をするでしょうか(下右)。未婚であれば、過去に結婚歴のある人と結婚するかもね、という解釈になります。

丙  丙 辛 〇   丙 辛 丙

〇  寅 〇 〇   寅 〇 〇

 

このように、位相法を用いると、運勢に影響を与える出来事が起こる時期を推し測ることが可能になります。