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人生後半の処世術について考えます

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ボブ・ディランに学ぶ④

彼の経歴をみると、幼少期にラジオから流れてくる音楽に夢中になり、ピアノやギターを独習、大学を半年でやめて演奏活動を始めます。早く一生の仕事に出逢えたことで、彼は運勢の波に乗りました。 20歳でレコード・デビューを果たした後、まわりから多くの刺…

ボブ・ディランに学ぶ③

では、彼はどのように宿命を生きてきたのでしょうか?宿命を五行にしてみます。 水 水 金 金 火 火 彼のスタイルは、とてもユニークだと思います。歌手の多くがメロディにのせて聴衆の心を動かそうとするのに対して、彼は詩をぶつけて聴衆の頭に働きかけてく…

ボブ・ディランに学ぶ②

続いて、彼の人体図を観ていきましょう。 玉堂星 天馳星 龍高星 禄存星 禄存星 天貴星 石門星 天馳星 中心にあるのは禄存星=陽の魅力本能なので、獲得したいという欲求が強い人です。良く出れば進取の精神に富む人になりますが、悪く出ると自己中心的だった…

ボブ・ディランに学ぶ①

ボブ・ディランは、ノーベル文学賞を受賞したことでも話題となったアメリカのシンガー・ソングライターです。 今回彼を取りあげたのは、宿命通りの生き方をしている人だと思ったからですが、最初にお断りしておくと、私は彼の熱心なファンではありません。‘B…

香川照之氏のスキャンダル(算命学)⑦

氏の父は、三代目猿之助を襲名後に、祖父と父を相次いで亡くすという悲運に見舞われています。後ろ盾を失い「梨園の孤児」となりますが、その逆境のなかで、革新的な芸風で人気を得て成功します。 そして、結婚して氏が生まれるのですが、氏の父の大運天中殺…

香川照之氏のスキャンダル(算命学)⑥

まとめます。香川照之氏のスキャンダル、運勢上どこに原因があったのでしょうか? 直接の原因は2012年(壬辰)の天中殺の年に歌舞伎界にデビューしたことで、これを終わらせようとする気が働いて、再び壬が周った今年、歌舞伎役者を続けていくのが難しくなる…

香川照之氏のスキャンダル(算命学)⑤

氏の後天運を観ます。1歳からの10年ごとの大運の干支は、次のとおりです。 71 61 51 41 31 21 11 01 庚 辛 壬 癸 甲 乙 丙 丁 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥 ②で述べたように、氏の守護神は火・土・木、忌神は水・金です(守護神・忌神は陰陽違いも含めて観ます)…

香川照之氏のスキャンダル(算命学)④

氏の人体図を観ます。 貫索星 天恍星 鳳閣星 龍高星 司禄星 天印星 司禄星 天胡星 主星が龍高星なので、好奇心旺盛で体験を通じて学ぶ人ですが、氏は昆虫採集、ボクシングと趣味にも見識が深く、俳優のほかにもバラエティ、司会者と器用に仕事をこなしていま…

香川照之氏のスキャンダル(算命学)③

そして、2012年(壬辰)の天中殺の年に子と一緒に歌舞伎界にデビューするのですが、運勢上はいろんな意味でまずい選択でした。 第一に、天中殺で始めたことなので、歌舞伎役者を続けられなくなるような力が働きます。あるいは、続けられたとしても、壬=印が…

香川照之氏のスキャンダル(算命学)②

氏の宿命から観ていきましょう。 乙 戊 乙 未 子 巳 (丁) (癸) (戊) 日干=自分は乙=草木で子=冬の生まれなので、日干にとって好ましい干(守護神)は(暖めてくれる)丙、(嫌な水を剋する)土、(弱い丙を木生火で助ける)甲で、嫌な干(忌神)は(凍っ…

香川照之氏のスキャンダル(算命学)①

いきなりこれまで述べた基礎知識を超えた鑑定になって恐縮ですが、天中殺を考えるのによい事例かと思いますので、今回はいま話題の香川照之氏のスキャンダルを採りあげたいと思います。 3年前に解決した事件で、なぜ、復帰困難となるまで氏は叩かれてしまっ…

このブログについて②

このブログでは、処世術を考える一視点として、命術(東洋の占い)による人生の分析事例を紹介していこうと思います。そのため、これまで40回以上にわたって命術の基礎についてお話してきたわけですが、今回は、それらを簡単におさらいしたいと思います。 ま…

宿命の風景④

では、読売新聞グループ本社主筆の渡邉恒雄氏の宿命を例に、風景を描いてみましょう。 己 癸 丙 未 巳 寅 (己) (丙) (甲) 日干=己は自分で、月支=巳は季節なので、初夏の田園。加えて日支にも己があるので、広大な田園です。空(年干・月干)には丙=太陽…

宿命の風景③

次に、十干の性質をみていきましょう。 甲=陽の木は、樹木。まっすぐ大きく成長しますが、一度折れてしまうと立ち直るのが難しくなります。 乙=陰の木は、草木。踏まれながら粘り強く成長しますが、自分を見失うと周囲に埋もれてしまいます。 丙=陽の火は…

宿命の風景②

では、まずは、五行の象意(イメージ)からみていきましょう。 なお、以下に述べることは、典拠資料はなく、おそらく誰の説でもありません。このように理解するとわかりやすいのではという、まったくの私見です。 あらゆるもの・ことは五つの気から成り立っ…

宿命の風景①

命術(東洋の占い)は、気の存在や陰陽五行論など、自然現象の観察に基づく思想(自然思想)をベースに組み立てられていることから、宿命を自然の風景に見立てることもします。そして、風景のなかで働いている力や何が過剰で何が不足しているのかなどを観な…

人間の星⑧

下の左は宿命で、①が日干、②が月干、③が年干で、Aが日支、Bが月支、Cが年支になります。④⑤⑥はそれぞれの地支に含まれている蔵干です。 そして、①と②~⑥の関係から十大主星が、①とA~Cの関係から十二大従星が表出されて、人体図として、下の右のように配…

人間の星⑦

日干の周りには2つの天干と3つの地支がありますが、地支のなかには干が含まれている(蔵干)ので、宿命からは5つの十大主星(通変星)が表出されることになります。 ここで、人物を推し測る簡単な鑑定方法を紹介しましょう(純濁法)。 十大主星(通変星)は…

人間の星⑥

今回は、無意識の星の気質を説明します。 その前に、十大主星(通変星)と十二大従星(十二運)をあわせると22の気質があるわけですが、これらの関係をどう整理したらいいでしょう? 私は、十大主星(通変星)は本能がもとめる五徳(幸福の五要素)、すなわ…

人間の星⑤

十二大従星(十二運)は、天貴星から天胡星まで(有意識の星)と、天極星から天印星まで(無意識の星)の2つに分けられて、前者は現実面(考える前に動く)に、後者は精神面(動く前に考える)に意識が向かいやすい、とします。 今回は、有意識の星の気質を…

人間の星④

十二大従星は、身強/身弱のときと同様に、日干と地支の十二支との関係から導かれますので、まずは十二支の紹介から簡単にしたいと思います。 十二支は年賀状などでおなじみですが、暦では(動物ではなく)時間、特に季節を表します。一年の始まりは立春(節…

人間の星③

詳細な星の解釈は、実際の鑑定例を紹介するときに随時説明したいと思いますので、ここでは基本的な解釈のみ紹介します。 陽の守備本能は貫索(比肩)といい、外に向かって「単独で」守るので、「独立心」のある気質になりますが、それが強くなり過ぎると「頑…