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人生後半の処世術について考えます

宿命と時間①

以前の記事(なぜ、未来を占えるのか)では、誕生時の干支(宿命)から基本的な運勢を読み解けることを紹介しました。今回からは、誕生後に流れる時間からも運勢は影響を受ける(後天運)という話をしたいと思います。

 

後天運には、10年ごとの(各人固有の)干支によるもの(大運)と毎年の(各人共通の)干支によるもの(年運)とがありますが、運勢の変化を観ていくには、宿命の六文字に対する大運・年運の各二文字からの影響を読み解いていく必要があります。

その基本的な技法のひとつに「位相法」があります。これは、宿命にある干/支と後天運で周ってきた干/支との関係から運勢を読み解く技法です。

五行の間には相生・相剋という力が働いている(陰陽五行論)という話を以前しましたが、加えて、十干同士・十二支同士にもまとまる(合法)・壊しあう(散法)という気の力が働いているものがあります。

 

たとえば、日干支が「丙寅」の人に、後天運で「辛」が周ってきたとします。

 辛  丙 〇 〇

 〇  寅 〇 〇

日干の丙と辛は、「干合」といって、まとまる気の力が働く十干です。具体的には、たとえば、男と女が肉体関係を結ぶ、という現れ方をします。だから、日干=自分と干合する十干が周る年は、結婚しやすい(既婚なら浮気しやすい)気が働いている、という解釈になります。