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人生後半の処世術について考えます

人間の星③

詳細な星の解釈は、実際の鑑定例を紹介するときに随時説明したいと思いますので、ここでは基本的な解釈のみ紹介します。

 

陽の守備本能は貫索(比肩)といい、外に向かって「単独で」守るので、「独立心」のある気質になりますが、それが強くなり過ぎると「頑固」、弱くなり過ぎると「優柔不断」になります。

陰の守備本能は石門(劫財)といい、内に向かって「集団で」守るので、「協調性」のある気質になりますが、それが強くなり過ぎると「政治的」、弱くなり過ぎると「同調圧力」になります。

陽の伝達本能は鳳閣(食神)といい、外に向かって「直接的に」伝えるので、「鷹揚(おうよう)」な気質になりますが、それが強くなり過ぎると「図々しい」、弱くなり過ぎると「忙しない(せわしない)」になります。

陰の伝達本能は調舒(傷官)といい、内に向かって「間接的に」伝えるので、「繊細」な気質になりますが、それが強くなり過ぎると「神経質」、弱くなり過ぎると「反抗的」になります。

陽の魅力本能は禄存(偏財)といい、外に向かって「広い範囲で」奪うので、「進取」の気質になりますが、それが強くなり過ぎると「節操がない」、弱くなり過ぎると「利己的」となります。

陰の魅力本能は司禄(正財)といい、内に向かって「狭い範囲で」奪うので、「堅実」な気質になりますが、それが強くなり過ぎると「執着心」、弱くなり過ぎると「ケチ」になります。

陽の攻撃本能は車騎(偏官)といい、外に向かって「単独で」動くので、「行動的」な気質になりますが、それが強くなり過ぎると「粗暴」、弱くなり過ぎると「怠惰」になります。

陰の攻撃本能は牽牛(正官)といい、内に向かって「集団のなかで」動くので、「勤勉」な気質になりますが、それが強くなり過ぎると「完璧主義」、弱くなり過ぎると「傲慢」になります。

陽の習得本能は龍高(偏印)といい、外に向かって「体験から」学ぶので、「革新的」な気質になりますが、それが強くなり過ぎると「破壊的」、弱くなり過ぎると「面白みがない」になります。

陰の習得本能は玉堂印綬)といい、内に向かって「座学で」学ぶので、「保守的」な気質になりますが、それが強くなり過ぎると「頭が固い」、弱くなり過ぎると「信じやすい」になります。