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人生後半の処世術について考えます

香川照之氏のスキャンダル(算命学)②

氏の宿命から観ていきましょう。

 乙 戊 乙

 未 子 巳

   (丁) (癸) (戊)

日干=自分は乙=草木で子=冬の生まれなので、日干にとって好ましい干(守護神)は(暖めてくれる)丙、(嫌な水を剋する)土、(弱い丙を木生火で助ける)甲で、嫌な干(忌神)は(凍ってしまう)水と(水源となる)金です。

宿命をみると、守護神の土と乙=甲の陰陽違いが天干(目立つ場所)にあり、丙も年支本元にある一方、忌神は蔵干(目立たない場所)に隠れていて、乙が凍ってしまう心配はありません。良い宿命=運勢が味方してくれる宿命だと観ます。

 

氏の宿命には、大きな特徴があります。氏は、辰・巳が天中殺となるので、生年中殺です。生年中殺というのは、年干支=親の場所が中殺されているので、親の役割が消滅する、すなわち、親には頼れない、早く親元を離れて独立すべき宿命です。この点、氏の生い立ちは、宿命通りでした。

次に、俳優としてデビューしたのは1988年(戊辰)で、年運天中殺でした。思うように売れずに俳優を続けていれば宿命通りでした(戊=禄中殺)が、氏は人気俳優になりました。その結果、俳優業を終わらせるような方向で、運勢は圧力をかけてきます。あるいは、戊=父が中殺されているので、父が犠牲になれば、氏は俳優を続けられます。

現実は、後者でした。2003年に父がパーキンソン病を発症、以後は舞台には立てなくなりました。一方、氏はますます人気俳優になっていきますが、生年中殺では親と運勢がシーソーするので、その影響もあったのだと思います。