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人生後半の処世術について考えます

香川照之氏のスキャンダル(算命学)⑦

氏の父は、三代目猿之助を襲名後に、祖父と父を相次いで亡くすという悲運に見舞われています。後ろ盾を失い「梨園の孤児」となりますが、その逆境のなかで、革新的な芸風で人気を得て成功します。

そして、結婚して氏が生まれるのですが、氏の父の大運天中殺での誕生、加えて氏は生年中殺=親に頼れない宿命でした。「親子の縁を切れ」と言われているようなもので、現実はその通りになり、氏の父は妻と子を捨てて愛人の元に走ってしまいます。

それなのに、氏は、成人して父に支援をもとめ、拒否されてもあきらめず、父と和解して歌舞伎役者になるのですが、氏も子も天中殺の年で、どこかに犠牲を出さない限り続けられない宿命になってしまった・・・。

このような流れをみると、世代を超えて、家系を終わらせようとする力のようなものを感じます。

 

では、今後、氏はどのように生きるべきでしょうか?

運勢的には、氏は家系へのこだわりを捨てて、歌舞伎役者を引退したほうがよいと思います。そうすることで、天中殺の禍はなくなるからです。続けると、中殺されている壬=子に禍が起こるかもしれません。

同時に、問題となった性格を改めるべきです。特に鳳閣星と司禄星。自分のことばかりで他人のことを考えない氏の悪い部分(誰も彼のことを弁護しなかったのは、氏がそういう人だったからでしょう)、それが性的加害としてクローズアップされて、これまで築いてきた氏のイメ―ジや信用は、一気に崩れ去りました。

だから、今度は他人を優先してコツコツ頑張っていくしかない。たとえば、後輩を育てるとか、スタッフなども含めて周りからの信頼を得られるように気を配るとか・・・。

運勢的にはしばらく厳しい時期が続きますが、氏には俳優としての才能と実績があります。それをもっと他人に役立てる活かし方をすれば、再び名優としての地位を取り戻せるでしょう。

氏の復活を見守りたいと思います。