続いて、彼の人体図を観ていきましょう。
玉堂星 天馳星
龍高星 禄存星 禄存星
天貴星 石門星 天馳星
中心にあるのは禄存星=陽の魅力本能なので、獲得したいという欲求が強い人です。良く出れば進取の精神に富む人になりますが、悪く出ると自己中心的だったり拝金主義者になったりします。
龍高星・玉堂星=習得本能があって、天馳星も2つあるので、とても理性的な人ですが、悪く出ると冷酷な人になったりします。また、日支からは龍高星と天貴星が出ているので、学ぶだけではなくて、学んだことをカタチにして創造したいという欲求が強い人でもあります。
石門星=習得本能もありますから、自分の生き方をしたいという欲求が強い人ですが、悪く出ると周囲に流される(同調しやすい)人になったりします。
この人体図を活かすには、中心にある禄存星の使い方がポイントになりそうです。禄存星は忌神の火から出る星なので、ともすれば悪く出たりします。すると、土剋水で習得本能=知恵が濁って、拝金主義者で悪知恵の働く人になったりします。
これを防ぐには、木剋土で石門星をしっかりさせること、すなわち、自分はこう生きたいという軸を持って周りに流されないことが重要です。
次に、生日中殺なので、親にとって頼りになるような存在になると、中殺現象が起こるかもしれません。
また、戌亥が周る6~7旬(57~76歳)が大運天中殺になります。この間に大きな人生のイベント(結婚など)をするのは避けたほうが無難です。