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人生後半の処世術について考えます

永山絢斗氏の大麻所持逮捕(算命学)③

彼は戌・亥が天中殺ですが、デビューしたのは2007年(丁亥)なので天中殺でした。すなわち、天中殺の不安定な運気のおかげで売れた(陽転)と考えることができます。しかし、丁=福が中殺されているので、自分の生きかたにこだわると、思うようにいかずにフラストレーションが溜まります。加えて、丁から出る石門星がうまく使えないと、水火の激突の通関にはならないので、葛藤は激しくなります。これも大麻に手を出した遠因でしょう。

そして、天中殺で始めたことは、原則、志半ばで終ります。今回の事件は、天中殺で始めたことで大きく運勢を伸ばしたことの禍だと、算命学では解釈します。

 

つぎに注目するのは、父親が自殺した2011年(辛卯)です。日干の丙は周ってきた辛と干合して壬になり、続いて月干の丁と干合して甲になり、さらに年干の己と干合して戊になります。雲龍です。身内の自殺は残された家族に深い傷を残すので、父親の自殺がきっかけで深い虚気に入ったという可能性もあります。彼が大麻に手を出したのは20代の半ばのようですが、雲龍型の虚気も事件の遠因かもしれません。

同時に、虚気はいつか実気に引き戻されますが、それが今回の事件だったということでしょう。現在は天中殺の大運なので、隠していたことが表に出やすい時期でもありました。

 

最後に、人生のながれ(大運)を観て、彼の今後を占います。