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人生後半の処世術について考えます

永山絢斗氏の大麻所持逮捕(算命学)②

 丙 丁 己

 寅 卯 巳

彼の宿命ですが、彼が10歳の時に両親は離婚、21歳の時に父親が自殺しています。場所で観れば、父親は年干、母親は年支なので、両親の不在で年干支は不安定になります。

その結果、年干にある己、年支にある戊庚丙も未消化になりやすく、そこから出る調舒星・鳳閣星も使いにくくなります。同時に、母親は乙なので、そこから出る玉堂星も使いにくい。

そして、玉堂星と調舒星・鳳閣星がぶつかる(水火の激突)ので、これらの星は一層おかしな動きをします。これが大麻所持へと至ったひとつの原因と考えられます。

ちなみに、父親は宿命に一つしかない庚ですが、これは妻の干でもあります。すなわち、庚は父親の自殺で未消化になっているので、結婚運は悪いと解釈することもできます。彼の女癖の悪さの遠因になっているのかもしれません。

 

また、日干支と月干支が(準)律音ですが、日干=自分にとって丁は兄弟なので、兄弟と同じように生きるひとと解釈できます。彼は、12歳の時に兄の永山瑛太氏の映画に衝撃を受けて俳優を志したといいます。酒癖や女癖の悪さも兄譲りで、宿命通りといえます。

さらに、彼の宿命を観ると、火が3つもあるのに、これを抑える水が1つもない。とてもバランスの悪い宿命で、自我=火が強くなると、手をつけられない迷惑な存在になります。成功するには、苦労して下積みを積んで強い自我を抑える必要があったのに、デビューしてほとんど苦労することなく売れていきました。兄の七光りもあったと思いますが、運勢的にはどんな力が働いていたのでしょうか?

つぎは、彼の経歴と後天運からも、今回の事件へと至る原因を考察してみましょう。