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人生後半の処世術について考えます

因果応報

占いあるいは心理学でもひとの性格を何タイプかに分けて診断しますが、特徴があれこれ書かれすぎていて、他のタイプとの違いがイマイチわかりにくい感じがします。

そこで、それぞれの性格の特徴の核となるところを端的に表した四字熟語がないか、いろいろと探していたところ、四字熟語を人気ランニングで一覧にしているサイトが複数あることに気づいたのですが、それらで共通して上位に挙がっていたのが「因果応報」でした。

因果応報とは「人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある」という仏教の教えですが、少し重い感じがして人気なのが意外な印象でしたが、よく考えると、人生の戒めとしてとてもよい言葉だと気づきました。他人ではなく自分に向けて、良いことも悪いこともすべて自分がまいた種の結果だと覚悟することは、強く清々しい生き方だと思います。

さて、命術(東洋の占い)でも運勢は因果応報に従うと考えますが、一般的な意味合いよりも広く、自分の運勢は先祖の行いの影響を受けるとします。すなわち、個人ではなく、家系という枠で運勢を考えるのです。

たとえば、自分の宿命を超えて財運の良いひとがいたら、それは宿命消化に見合った財運に恵まれなかった先祖(三世代先まで考えます)の恩徳のお蔭であるし、そのような先祖がいなかったら、逆に子孫へ財運に恵まれない因縁を遺すということになります。運勢はゼロサムゲームで、長期的には家系単位で均衡するというわけです。

 

さて、本年も今日で最後になりました。ここまでブログを続けてこられたのは、拙い記事を読んでくださった皆様のお蔭です。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。