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人生後半の処世術について考えます

宿命と環境-四鎮貴格①

宿命をあらわす命式は、全部で43,200通り(=60*12*60)あります。なかにはとても運勢が強いとされる命式があって、そのひとつが「四鎮貴格」です。

どういう命式かというと、次にあるように、地支(下の行)に4種類の土(辰未戌丑)のうち3つが重複なく並んでいる命式です。

 甲 乙 戊

 辰 丑 戌

四鎮貴格を持つ人は、次のような人生を歩むとされています。

・地支のすべてが散法になるので、人間関係などに苦労して人生が安定しないが、それを土の粘り強さで乗り切っていく。すなわち、幾多の苦難を乗り越えて人生を上昇させる。財と名誉が思い通りになり運勢がとても良い。

・土があると家系と縁が深いが、それが散法でぶつかり合うので、肉親縁が薄くなる。「骨肉分離」の宿命と言い、身内の中で争いが起きやすい。肉親に犠牲者が出ると成功する、あるいは、成功すると肉親に犠牲者が出る。

しかも、上の命式は右から左に(年→月→日の順で)戌=秋、丑=冬、辰=春と季節の順序で並んでいます。これは「貴人黄枢格」(きじんおうすいかく)といって、四鎮貴格の中でも最上格で「天下取りの格」と言われています。

このような命式を持つのが実際にどのような人物で、どのような人生を歩んでいるのか、気になります。