THIS IS YOUR LIFE!

人生後半の処世術について考えます

竹内結子さんの自殺⑦

納音は、これまでの自分とは正反対の気が周ってくるので、「自分の悪いところが叩かれる」あるいは逆に「自分の悪いところを改めるのに良い時期」と解釈するのが一般的ですが、ほかにも(これまでとは正反対の自分になれると観て)夢が叶うときと解釈することもできます。

彼女はずっと家を出たいと思っていたところ、偶然スカウトされて芸能界入りしたわけですから、納音を「夢が叶う」というカタチで使ったのだと思います。

しかし、納音で叶えた夢は、いつか終わります。シンデレラのようですが、たとえば、日干支の干合や冲動などで納音が崩されるときに、元の状態に戻されるようなことが起こります。夢から一気に覚まされるわけですから、その衝撃は大きいですし、宿命から大きく外れていたような場合には、最悪、淘汰されて命までもっていかれるようなこともあります。だから、「納音で夢を叶えてはいけない」と言われています。

彼女が亡くなったのは、4旬(乙亥)に入ってすぐです。すなわち、再び(準)納音が周ってきたので、これまでの納音は崩されて、夢が終わってデビュー前の運気に戻ります。ただ、彼女の場合はすごく良い宿命なので、納音だけが死の原因ではないと思いますが、運勢上の一因にはなっていたと思います。