彼女の人体図を観てみましょう。
車騎星 天馳星
禄存星 石門星 車騎星
天堂星 司禄星 天将星
彼女は、19歳で朝ドラのヒロインになってから、ずっと人気女優でした。負けず嫌いで（車騎星）、視聴者をひきつけるのに心を砕いてきた（禄存星・司禄星）から、厳しい芸能界で生き残れてきたのでしょう。
ただ、主星は石門星で天将星がついていますから、リーダーとして自分のやりたいことを推し進めていくような人ですが、冒頭で紹介した記事を読むと、友人は少なく、自己肯定感も低い印象です。ドラマなどで魅せるイメージとは違って、石門星は輝いていません（陰転）。
これには、石門星が周りの星とすべて相剋関係にある（孤星）ことが影響しているように思います。周りの星の気が強すぎると、石門星が負けて押しつぶされてしまうのです。
彼女は責任感の強い人だった（車騎星）ようですが、それが強くなって「もっとこうあるべきなのに」と自分を責めすぎてしまうと、金剋木で、自己肯定感は低くなって（石門星）しまいます。
また、無理に周りにいい顔ばかりしている（禄存星・司禄星）と、剋されるはずの土に木が返り討ちされて、素の自分を押し込めて（石門星）しまいます。
加えて、石門星は乙木から出ていますが、乙木は忌神なので、自分らしく生きようとすると運勢が足を引っ張ってきます。だから、使いにくいということもあると思います。
もし彼女の石門星が輝いていたら（陽転）、違う気の使い方もできていたと思います。ヒット作には恵まれなくても、たとえば、自分を信じて強気でチャレンジできていた（車騎星）でしょうし、自分のスタイルを曲げてまで無理して周りに合わせることもなく、さらに素の自分でいられる友人も多くいて、そんなにストレスを感じずに過ごせていたかもしれません。
それでも、私は彼女の偉ぶらないところと凛とした感じが格好良くて好きでしたが、仕事だけでなく私生活でもその姿でずっと居続けるのは、相当にシンドイことだったと思います。
