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人生後半の処世術について考えます

「女帝」小池百合子氏⑫

氏の言動や経歴から推測するに、ポイントは貫索星にあると思います。貫索星は唯一の陽星なので、要星です。だから、貫索星がしっかりしていると、ほかの星も活かしやすくなります。

関係者によると、氏は、ひとの顔色を見て相手が自分をどう思っているのか掴みとるようなこどもで、同級生へ細やか過ぎるほどの気遣いをする地味な中高生だったといいます。人体図のとおり、内向的な印象です。

それが変わるのは、エジプトへひとりで旅立ってからです。もともと並外れた上昇志向の持ち主だったのでしょう。「カイロ大学卒」というウソの物語を掲げて他人を利用してのぼる覚悟を決めたことで、貫索星が輝いて、ほかの星を動かし始めました。そこに四鎮貴格の運の力が働いたのでしょう。

他方、前回の記事で紹介した一般のかたは、石門星が唯一の濁星で、要星です。だから、石門星がしっかりしないと禄存星・司禄星が輝かないのですが、自分はこう生きたいという強い軸がないために、禄存星・司禄星は周りに振り回されて八方美人的になって、気疲れしてしまうのです。

 

どちらが良い/悪いと評価するつもりはありません。小池百合子氏も、引退後は他人を利用したことのしっぺ返しを受けて、孤独な最期になるのかもしれません。

いずれにしろ、自分の人体図は上手に活かすことが肝要だと思います。