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人生後半の処世術について考えます

滝沢秀明氏の電撃退所⑤

一方、彼の後天運を観ると・・・

72 62 52 42 32 22 12 02

辛 庚 己 戊 丁 丙 乙 甲

亥 戌 酉 申 未 午 巳 辰

現在は忌神の丁が周る大運だが、年干の壬=守護神と干合するので、影響は打ち消される。続く(再来年の誕生日からの)大運も忌神の戊が周るが、月干の癸=守護神と干合するので、同様である。ともに、幸運なこと/不運なことが起こっても、その後に元に戻される感じになる。手塩にかけた人材が育ったと思ったら、奪われる・・・逆に、すべてを捧げてきた事務所を去ることになっても、その後に元の良い状態に戻るようなことが起こりそうだ。

ただ、干合で従生財格が崩れてしまうから、これまでのような強烈な運勢のバックアップは得られないかもしれないが、元の宿命が良いので、心配ないだろう。

また、今年は年運天中殺だから、事務所とはスッパリ縁が切れるだろう。守護神が周っている年での出来事だから、結果は良い方向に転ぶのではないか。

来年までは天中殺が続くから、充電して大きな動きはしないほうがいいが、2024年からは新しい大運に入って、リーダーの星である天将星が周る。しかも、2024年から4年間は守護神が周る良い時期で、2028年は年運でも天将星が周って外律音、すなわち、周りの環境が新たな出発を促す時期が訪れる。芸能事務所の起ち上げというシナリオもあり得る。

 

以上から、今回の電撃退所の原因は、運勢上、彼ではなく、社長のジュリー氏にありそうだ。

しかし、なんだろう・・・彼は確かにすごく良い運勢の持ち主なのだが、彼の成功には素直に納得してしまう。それは、彼が期待に応えるために努力をしてきたからだろう。Wikipediaによると、1995年(乙亥)に13歳でオーディションを受けた時、既に「貧困から抜け出して人生を変えるという意志や覚悟が出来上がっていた」といい、母親には「これからマイナスなことは絶対言わない」と言って家を出たそうだ。このとき、日干は七殺で日支は自刑、加えて、大運は乙巳だから七殺・冲動で外納音、すなわち、周りの環境がこれまでとは正反対になる。13歳の少年には苛酷だが、彼は見事に乗り越えた。

良い運勢を活かすには、相応の覚悟が必要ということだ。