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人生後半の処世術について考えます

占いのための「陰陽五行」無料講座(第6回)十二支とは

 

十二支はどこから?

十干と並んで重要なのが「十二支」です。

今年はうさぎ(卯)年というアレですね。

五や十ではないので、陰陽五行論とは出処が違うのが分かります。

十二というのは、

木星の公転周期が約12年(11.862年)からきているようです(諸説あります)。

古代中国のひとは、自然を観測して、太陽や月などの天体は周期的に動いていること、

そして、木星は12年で元に位置に戻ってくることを知ります。

木星の周期の12分の1が1年なので、木星の軌道を12区分して観察するようになります。

同様に、黄道(地球から観た太陽の軌道)も12で区分して1年を12の月で分けて※

丑寅卯辰巳午未申酉戌亥(ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い)、と名前を付けました。

※正しくは、黄道をもとに、1年を12の節気と12の中気の24区分して(二十四節気)、節気から次の節気までを一月としました。

 

月と十二支

では、どのように十二支を月に割り当てていったかというと、

一年でもっとも日照時間の短い冬至のある月を陰の極みとして12月=子月に、

もっとも日照時間の長い夏至のある月を陽の極みとして6月=午月に、

その中間の昼と夜の長さが等しい春分秋分のある月を3月/9月=卯月/酉月に、

そして、2~4月を春、5~7月を夏、8~10月を秋、11~1月を冬として、

春の始まり立春の月を2月=寅月に、

夏の始まり=立夏の月を5月=巳月に、

秋の始まり=立秋の月を8月=申月に、

冬の始まり=立冬の月を11月=亥月に、

また、

春の終わりを4月=辰月に、

夏の終わりを7月=未月に、

秋の終わりを10月=戌月に、

冬の終わりを1月=丑月に、

日本の四季とは少しズレていますが、

古代中国の自然哲学発祥の地である中原の四季はこんな感じだったのでしょう。

同時に、季節によって景色が変わるように、地=大地も天の気の影響を受けて12の異なる気を発していると考えるようになります。

これが地の気である十二支です。

※上の1~12月は新暦です。旧暦では寅月が1月になります。

 

陰陽五行論と十二支

陰陽五行論は、季節を通じて、十二支も統合します。

春の2・3月は木、夏の5・6月は火、秋の8・9月は金、冬の11・12月は水、

季節の終わりである4・7・10・1月を、次の季節と調節する期間という意味で土、

としました。

占いでは、どの五行か迷わないように、

十二支は該当する五行をつけて、たとえば、子なら水をつけて「ねすい」と読みます。

さらに、

陰の極みである子を陽の始まりとして「陽」と置き、以後、陰・陽・陰・陽・・・と各月に割り当てていきました。すなわち、偶数月が陽、奇数月が陰になります。※

※陰陽論(偶数が陰、奇数が陽)と合わないですが、これは新暦だからで、旧暦だと奇数月が陽、偶数月が陰になります。

とらぼく

2月

うぼく

3月

たつど

4月

みび

5月

うまび

6月

ひつじど

7月

さるきん

8月

とりきん

9月

いぬど

10月

いすい

11月

ねすい

12月

うしど

1月

 

十二支を覚える

ここで宿題です。

上の表の十二支の漢字、読みかた、(新暦の)月を覚えてください。

アルファベットを覚えるのと同じです。

十干と十二支で間違えやすいのは、

己(きど)と巳(みび)、甲(こうぼく)と申(さるきん)、戊(ぼど)と戌(いぬど)です。

こんがらがらないように注意してください。

 

また、十二支と動物とは無関係なので、動物はイメージしないで、

時計の文字盤をイメージして、リンクして覚えてください。

寅は文字盤の2、その反対は6進んで8だから申・・・こんな感じです。

これができるかどうかで、今後の占いの上達スピードが決まります。

すごく重要です。

理由はあとで分かりますが、騙されたと思って意識してやってみてください。