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人生後半の処世術について考えます

シゲ担に告ぐ-加藤シゲアキ氏を算命学で占う-⑤

さて、つぎは、加藤シゲアキ氏の心のうちをのぞいてみよう(人体図)。といっても、観れるのは、社会的存在として備わっている人間の基本的な欲求(生理的な欲求は含まれない)の偏りで、心理学のビッグ・ファイブやエゴグラムなどと似ている。

     車騎星 天馳星

 貫索星 車騎星 禄存星

 天禄星 車騎星 天堂星

十字に並ぶ5つの星(十大主星)は人生で「何を」したいか、隅の3つの星(十二大従星)は「どのように」したいかをあらわしているが、ご覧のとおり、車騎星が3つもある。

これは、自分の信じるものや大切なもの(=価値)に自分を捧げたいという欲求で、具体的には、なにかに没頭したり、競争したり、闘ったり、献身的に尽くしたり、正義感や責任感が強かったり、そういった行動になってあらわれる。アイドルよりもスポーツ選手などに向いていそうな感じで、プリミティブなイメージは、国を守るために命を懸けて闘う戦士だ。

3つもあるということは、そのような欲求が強いということで、それが左にある貫索星に圧力をかけている(相剋)。貫索星は「自分の生きかたをしたい」という欲求だから、「いろいろ頑張ってるけど、結局なにがしたいの、人生で」と問われている。だから、「俺はこれで行く!」という軸を持っていないと、貫索星は車騎星に押しつぶされて、欲求不満のまま生きることになる。

一方、もっとも強く影響する十二大従星は、左隅にある天禄星。着実に成功を積み重ねてカタチにしていこうとするひとで、頭のなかだけで満足したり、できもしない夢を語ったりするようなひとではない。