THIS IS YOUR LIFE!

人生後半の処世術について考えます

花の宿命(いのち)グレース・ケリーとオードリー・ヘプバーン⑥

グレース・ケリーの人体図です。

     龍高星 天極星

 貫索星 司禄星 玉堂星

 天禄星 禄存星 天恍星

これを観て、どのような人物を想像されるでしょうか?星は、いろいろな出方をします。

彼女は、社会的地位の高い両親(母親は元モデルで大学講師)のもとで十分認められずに育ちました。もし彼女がそのまま上流階級の家に嫁いで専業主婦になっていたとしたら、おそらく魅力本能(司禄星・禄存星)や習得本能(龍高星・玉堂星)も発揮できないまま、貫索星すなわち自分の生き方も見つけられず、欲求不満な人生を送っていたのかもしれませんが、彼女は違いました。

 

NHKで彼女の素顔に迫るドキュメンタリーをやっていました。それによると「少女時代の彼女は従順であると同時に反抗的で、それは生涯変わらなかった」「冒険や変化をこよなく愛して、常に自分の望むことを望むタイミングで実行に移してきた・・・それが後にハリウッドを驚かせることになった」と彼女を評していました。習得本能なかでも龍高星と身強の天禄星が活きているように思います。

彼女は、両親の反対を押し切って、18歳のときに演劇の世界に飛び込む決意をします。自分なりのやり方で父親に認められようと、彼女は上流階級のお嬢様という環境を捨てて、仕事にありつくまで250回以上の面接やオーディションを受け、どんな仕事も引受けました。魅力本能の司禄星禄存星を動かせるようになったのです。

彼女の人体図は水→木で星が止まって土まで回らないのですが、8~27歳は金が周るので、土→金→水→木と星が回って貫索星が帰星になります。すなわち、演じるという自分の生き方を見つけて、彼女の人体図は輝き始めます。