THIS IS YOUR LIFE!

人生後半の処世術について考えます

市川猿之助氏の一家心中未遂事件(算命学)⑧

最後に、猿之助一門と氏の今後について、運勢上の影響を観たいと思います。

今回の事件で評価を上げたのは、市川團子氏でしょう。急遽、市川猿之助氏の代役を務めましたが、わずか一日の稽古で見事に演じ切って観客の拍手喝さいを浴びました。

香川照之氏と一緒に歌舞伎界に入った長男で、市川猿之助氏の跡を継ぐのは彼です。

 

市川團子氏がデビューしたのは、2012年(壬辰)の天中殺の年です。だから、歌舞伎役者を続けられないか、続けられたとしても(壬=印が中殺されているので)芸を思うように習得できず成功は難しい、と解釈できます。

ただ、中殺されている壬や辰(蔵干は乙・癸・己)に犠牲が出れば、天中殺の影響から免れることができます。彼の宿命で(壬の陰陽違いでもある)癸は母、己は父、乙は兄弟なので、このなかに大きく運勢を落としているひとがいれば、よいことになります。それは、子の歌舞伎界入りが原因で後に離婚した母かもしれませんし、父の香川照之氏かもしれません。いずれにしろ、天中殺の影響はかなり和らいでいるように思います。

彼の宿命は、以前の記事(香川照之氏のスキャンダル(算命学)③ - THIS IS YOUR LIFE!)でも書きましたが、再掲します。

 甲 乙 癸

 午 丑 未

日干支と月干支が(準)納音です。日干支は自分、月干支は家系の場所なので「家系を改革する」とも解釈できます。先代が始めた新しい歌舞伎をベースにさらに新しい歌舞伎を創造していくのかもしれませんし、逆に、古典の歌舞伎に回帰していくのかもしれません。

どう出るかはわかりませんが、是非、次世代の柱として日本の伝統芸能を支える存在になってほしいと思います。