昨日、寂聴さんの特集番組を観ました。色にまみれて自由奔放に生きた無頼派女流作家のようなイメージだったのですが、とんだ思い違いでした。氏の人生から学んだことを算命学で読み解いてみたいと思います。
癸 乙 壬
未 巳 戌
日干は癸で、夏の生まれなのでとても弱い。透干する壬がこれを助けるのでありがたいのですが、涸れないように水源の金が欲しい。
一方、地支の二つの土は日干の癸を濁らすので嫌な忌神、人物でいえば夫や愛人になります。また、月支の巳の蔵干にも土があるので全地男の宿命。日干がしっかりしていないと、男に振り回されかねません。
次に、人体図を観ます。
石門星 天堂星
鳳閣星 玉堂星 禄存星
天庫星 鳳閣星 天報星
氏の生きざまからは、色情因縁のとても強いひとだと思います。そのため、鳳閣星は(執筆のほか)恋愛という使われかたになったのでしょう。そして、恋愛体験から多くのことを学び(玉堂星)、自分を成長させてきました(石門星)。氏は「恋愛は雷に打たれるようなもので、どうしようもない」「人間が一番成長するのは恋愛」と言っていますが、この人体図のとおりだと思います。