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人生後半の処世術について考えます

瀬戸内寂聴氏の色情因縁(算命学)②

氏は夫と幼児を捨てて若いツバメの元へと走り、妻子ある作家との不倫も繰り返してきました。なのに、ドロドロしたえげつなさのようなものを感じないのはなぜか、番組を観てその理由がわかりました。

「恋愛は命懸け」「恋愛はいくらしたっていい、報いをもとめなければ」・・・氏は、男から愛されることをもとめるのではなく、湧きでる想いに正直にただひたすらに愛し続けた、そして、男からの見返りはもとめず固執もしなかった、だから、氏の恋愛小説は読者の心を打つのだと思います。

人体図でいえば、禄存星ではなく、鳳閣星を使って恋愛をしてきたひとなのだと思います。「愛」というと禄存星のように言われますが、禄存星の愛は、相手にも愛することをもとめます。そして、相手に固執しすぎると陰転しますが、その最悪の例がストーカーです。

これに対して、鳳閣星は伝達本能なので、自分の感情などを相手に伝えることが重要で、相手が受け取ってくれたら、それで満たされます。身弱ですし、氏の恋愛はより精神的なものだったのではないでしょうか。

鳳閣星が輝けば、火生土で、禄存星へ自然と気が流れてゆきます。禄存星は自分の生きかたと相剋します。鳳閣星をとばして無理に禄存星を動かそうとすると、陰転していたかもしれません。相剋の星(禄存星・司禄星)を活かすには、まず、通関となる相生の星(鳳閣星・調舒星)を活かすことがポイントなのです。