THIS IS YOUR LIFE!

人生後半の処世術について考えます

坂本龍一氏を算命学で占う③

氏が亡くなったのは71歳です。まだ十分に現役で活動できる年齢です。運勢面では、どのような影響があったのでしょうか?

氏は生月中殺なので、子に自分の跡を継がせてはいけない宿命です。氏には三人の実子がいますが、その一人が歌手の坂本美雨さんで、宿命は次のとおりです。

 甲 庚 庚

 戌 辰 申

申酉が天中殺なので、生年中殺。すなわち、親に頼ってはいけない宿命です。

しかし、美雨さんは16歳の時に龍一氏の作曲で歌手デビューをして、それがドラマの主題歌になってヒットします。以後も、龍一氏は美雨さんに曲を提供して活動をバックアップします。

こうなると、龍一氏は生月中殺が未消化、美雨さんは生年中殺が未消化となって、親と子は運勢がシーソーする関係になります。美雨さんはその後も歌手だけでなく俳優、執筆と幅広く活動していますから、その分、龍一氏は運勢を下げる結果となったと解釈できます。

あとは、氏が亡くなったのは、寿の大運で寿が周る年なので、寿の使いかたに問題があったのかもしれません。氏の寿は木ですが、年支にひとつしかなく、金剋木と草木を切る金が2つも透干しているので、非常に弱い。にもかかわらず、精力的に表現活動を行って寿を使ってきました。寿の使いすぎかもしれません。ほかにも運勢上の原因はあるかもしれませんが、入手した情報の範囲では、見当たりませんでした。

氏のご冥福をお祈りしたいと思います。