新しい朝ドラが始まりました。日本の植物学の父・牧野富太郎がモデルのNHK連続テレビ小説「らんまん」です。
その第三回、自分は生まれてこないほうがよかったのか・・・と悩む幼少期の主人公に、ディーン・フジオカ扮する坂本龍馬が次のように一喝します(これは史実ではなくフィクションでしょうが・・・)。
「坊、生まれてこん方がよかった人らあ、一人もおらんぜよ!いらん命らあひとつもない、この世に同じ命はひとつもない、みんな自分の務めを持って生まれてくるがじゃき」
「己の心と命を燃やして、何かひとつことを成すために生まれてくるがじゃ」
「誰に命じられたことじゃない、己自身が決めてここにおるがじゃ」
そして「望みは?!おまんは何がしたいがぜよ?!」と問いかけられると、主人公のなかで眠っていた力が動き出すのです。あとで思い返すとなにも新しくはないメッセージなのですが、グッと心に響きました。
ひとの役にたって喜ばれる、これほどしあわせなことはありません。命術(東洋の占い)の一番の目的は、未来を推し量ることではなく、自分の務め=使命を知ることなのだと思います。
あいみょんの主題歌もいい。おすすめのドラマです。