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人生後半の処世術について考えます

人生の成功には何が必要なのか⑤

鈴木祐著『運の方程式』は、科学的な運の研究成果を紹介するものなので、運を確率というでとらえています。

これに対して、命術(東洋の占い)では、科学とは異なるアプローチ(自然思想と陰陽五行論)で運のに迫ります。すなわち・・・

◇運には五つの種類があって、どの運をどの程度つかむべきか(消化すべきか)は各人で決まっている。したがって、どんな努力をすべきか(宿命の消化)も決まっていて、各人で異なる。

◇つかんだ運のバランスが、あらかじめ決まっているバランスから乖離する(宿命から外れている)と、バランスを修正するような出来事が起こる。乖離が大きいほど、出来事の与えるインパクトも大きくなる。

◇持って生まれた運の良し悪し(先天運)は、各人で異なる。どの運がいつ周ってくるか(後天運)は、各人であらかじめ決まっている。先天運が悪くても後天運を上手に利用すれば運勢を改善(開運)できる。

◇人生には運気が乱れる時期(天中殺)が定期的に巡ってきて、そこで大きく動くとあらかじめ決められている以上の運を手にすることもできるが、枠を外れて手に入れた成功はいずれ失うことになる。

などなど、誕生日の命式から読める運の質や量は限られていますが、これまでの人生の出来事と照らし合わせて考えると、これからの人生の課題が見えてきます。

命術は、単なる占いにとどまらない「処世術」でもあるのです。