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人生後半の処世術について考えます

人生と宿命-フランクルに学ぶ①

人生は自分次第で何とでもなる。求めよ、さらば与えられん。

多くのひとは、そう思っています。当然です。そうじゃないと、何のために生きているのかわからないし、流されるまま生きているのではつまらない。

ただ一方で、自分ではどうしようもない出来事で人生が大きく変わることもあります。自然災害、事故、(生活習慣病以外の)大病、身内の不幸、(突然の)会社の倒産、不況・インフレ、昨今のコロナ禍など、われわれの身の回りには予想できない不確実な出来事に満ちています。

最近では「VUCA」というワードが注目されるようになりました。「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の4つのワードの頭文字を取った造語で、グローバリゼーションやテクノロジーの進化、政治不安、気候変動といった多様な要因が複雑に絡み合い、社会や経済情勢が予測困難な時代になっているという意味で用いられます。

あるいは、自分の努力とは無関係どころか真逆の結果になることもよくあります。一生懸命に練習したのに、試合に惨敗した。目標を達成しようと駆けずり回ったのに、まったく届かなかった。

一度や二度なら「また挑戦すればいいや」と前を向けますが、何度やっても結果がでなかったら、どうでしょう?自分ではもうどうすることもできない・・・あいつはうまくやっているのに、自分はなんて運が悪いんだろう。そう思って、諦めるしかないのでしょうか?