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人生後半の処世術について考えます

宿命と環境-四鎮貴格⑥

そこで、相談者の人体図を観ます。

     禄存星 天印星

 禄存星 司禄星 禄存星

 天堂星 石門星 天南星

魅力本能(禄存星・司禄星)が4つあって、とても偏った人体図です。「心をつかみたい」「信頼されたい」という欲求が強いひと。主星は司禄星なので、積極的に相手に働きかけるのではなく、実績を重ねて周りの信頼を得ようとする、まじめで堅実、控えめなひとだと推測されます。

加えて、身強ですから、結果にこだわり、モノや言葉、態度など目に見えるかたちで相手から信頼を示されないと、満足できません。同じサラリーマンでも、営業なら結果が見えるので魅力本能を発揮しやすいのですが、相談者は事務職=結果が見えにくい職種なので、本能の発揮にはマイナスです。

また、性格として目立ちやすい左下の星は天堂星で、ここからも控えめな印象です。右上は天印星で、待ちの運といわれますが、右下は積極的に動こうとする天南星なので、使い分けが難しそうです。

他方、禄存星司禄星が悪く出ると、対象に固執しすぎて、うそつきだったり、八方美人だったり、自己中だったり、押しつけがましかったり、あるいは、ストーカーのように異常に執着したり、といった行動が目立つようになります。

ちなみに、禄存星や司禄星があると財運が良いと言われますが、客の心をつかんで上手に商売することが魅力本能の欲求に適っているので、そのように行動した結果、お金に恵まれるのであって、何もしないでもお金が入ってくるわけではありません。