人生後半の処世術を考えるのに、このブログでは、命術(東洋の占い)の思想・哲学やいろいろな人物の鑑定などのも参考にしますので、しばらく私の研究している命術の紹介をしたいと思います
さて、多くの占いでは、相談者の「将来」だけではなく「性格」も占いますが、両者にはどのような関係があるのでしょうか?
前回の「なぜ未来を占えるのか」という話のなかで「人生の出来事は、陰陽五行の原理にしたがう気によって引き起こされる」という仮説を紹介しました。
そこでは、干支の気のイメージのほか、自分の干(日干)と他の干支との気の関係(相生・相剋など)などから、その人の将来を読み解いていきました。すなわち、自分に対して「外」から働く気を読むことで「将来」を占うわけです(陰占)。
人は、呼吸するように、外から内に入ってきた気を再び外へ吐き出します。
この「内」から働くその人の気を陰陽五行で読み解くことで「性格」を占います(陽占)。ただし、気は自分を経由して外へ出るので、将来を読むのとは方法が少し異なります。
次回から、性格を占う方法について紹介していきます。