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人生後半の処世術について考えます

坂本龍一氏を算命学で占う①

坂本龍一氏の訃報は世界でながされました。音楽の才能に恵まれていたのはもちろんですが、世界的な名声の背後にどのような運の力が働いていたのか、気になったので、算命学で鑑定しました。

 

 壬 辛 辛

 戌 丑 卯

丑月=冬の壬=海なので、温める太陽=丙と弱い冬の太陽を木生火と助ける甲が守護神、忌神は水になりますが、どちらも地支に隠れて目立ちません。運がいいとも悪いとも言いかねる宿命ですが、土生金、金生水で殺印相生格一点破格破の守護神は乙)でもあります。したがって、寿が陰で支えてくれたら、殺印相生格が動いて運勢は極めてよくなります。

ただし、氏の場合、年支と日支が支合して木性に変化すると殺印相生格は動かなくなるのですが、YMOを結成してたちまち世界を席巻した24歳からの大運は戊戌で土が多くなるので、年支と日支の支合は(木性ではなく)土性に変化して、結果、支合による殺印相生格になります。

新しい音楽で聴く者を喜ばせること=寿で、殺印相生格が動いて一気に名声を手に入れた、というのが素直な解釈でしょう。

そして、次の34歳からの大運(丁酉)は年干支と天殺地冲になるので、これまでの知識経験=印と表現活動=寿の見直しが迫られますが、氏はこれを映画音楽への挑戦というカタチで消化しました。そして、さらなる名声を手に入れるのです。