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人生後半の処世術について考えます

宿命と環境-四鎮貴格②

実は、前回紹介した命式は、私がかつて鑑定したかた(50代男性、サラリーマン)のものです。個人情報の関係で詳しくは申し上げられませんが、次のような相談でした。

仕事運を観てほしい。これまでに何度か転職したが、配属されるのがいつもプレッシャーの大きい部署で、精神的に追い詰められてしまう。ひとつのことにとらわれて周りが見えなくなる性分も影響しているのかもしれないが、定年までこんな感じが続くのだろうか・・・。

 

四鎮貴格でその最上格の貴人黄枢格ですから、大物政治家とか有名実業家などを想像したかたも多いと思いますが、このかたは普通のサラリーマンで、しかも、思うようにいかず苦労されています。

とても運勢が強い宿命に生まれながら、成功しないのはなぜでしょう?占いなんて、所詮そんなものなのでしょうか?命式や運勢なんてただの空論で、成功するか失敗するかは、本人の才能・努力と確率の世界なのでしょうか?

 

占いが「正しいか正しくないか」なんて、議論するだけ無駄です。重要なのは「役に立つか立たないか」であって、あとは「信じるか信じないか」の世界だと思います。私は、占いはわれわれの役に立つと信じています。

なぜか?見当違いの事例がある一方で、怖いくらい「占いどおり」という事例も多いからです。占いにも一理あると考えざるを得ない・・・そう思いながら鑑定をしています。

では、この四鎮貴格の相談者は、なぜ、占いどおりに成功しないのでしょうか?