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人生後半の処世術について考えます

新庄監督の来季③

氏の人体図には、スポーツ選手によく見られる(負けず嫌いの)車騎星や牽牛星がありません。だから、「スポーツ選手に向いている」と鑑定する命術の占い師はまずいないと思います。「帰星が禄存星で天印星がついているから芸能人などがいい」とか、「禄存星があって、調舒星が通関となるから、商売をするのに向いている」とか、そういう鑑定がほとんどではないでしょうか。

しかし、氏は、プロ野球選手として成功しました。背景には、類まれなる運動神経と父から受けた英才教育がありますが、人体図の星を活かしてファンに個性をアピールできたことも大きかったのではないかと思います。

氏は、打者として3割や30本塁打に到達したことはありませんが、プレースタイルや言動、立ち居振る舞いから「記録より記憶に残る選手」と称されました。また、「新庄劇場」と言われた氏のファンサービスなくして、日本ハムの北海道での成功はなかったように思います。

このように、性格だけから適職を判断するのは、間違いです。職業選択で一番重要なのは、やる気と才能であって、(占いや心理テストなどで観た)性格は二の次でしょう。多くの職種では、サラリーマンであれば特に、どのようなやり方で成功するかは、百人百様です。

 

さて、氏の人体図からは、どんなアドバイスが考えられるでしょうか?

監督としてチームの士気を高めることや人材の育成・登用(石門星や調舒星を活かすこと)も重要ですが、優勝するためにはそれ以上に適切な戦略・戦術の立案・実行(玉堂星を活かすこと)がカギになることは言うまでもありません。新庄監督にはその経験がないだけではなく、苦手なように思います。

だから、経験豊富な参謀の存在が必要不可欠なのですが、日本ハムの場合、フロントが強く現場にも口を出すので、現場に発言力のある参謀を置くことを嫌うようです。これでは、新庄監督の良さが活かされません。

来季は、新庄監督の隣には(フロントとの仲介役ではなく)名軍師がいてほしいと思います。