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人生後半の処世術について考えます

深田恭子氏の破局-杉本宏之氏の宿命(算命学)

 

偏った宿命と生きかた

深田恭子氏の破局したお相手である実業家の杉本宏之氏の宿命を拝見したら、こちらはもっと偏った宿命で驚いた。

 癸 丙 丁

 丑 午 巳

 

真夏の生まれの癸で、周りは火だらけ。日支の丑の蔵干に水源の辛と癸があるだけだから、日干の癸はいまにも蒸発してなくなってしまいそうだ。

五行になおすと、こう。

 水 火 火

 土 火 火

 

しかし、これは従財格一点破格といって、日支の蔵干にある己が支えてくれると、運勢(特に財運)は最高に良くなる。

己とは何か?人物でいえば、妻になる。※

すなわち、偏った生きかたをしていて、妻が内助の功で氏を支えてくれたら、この格は動くかもしれない。

実際、氏の生きかたは偏っていて、バツニでもある(深田恭子氏との交際前まで結婚していた)から、格は動いているのだろう。

もし深田恭子氏と結婚していたら、妻のほうが目立ってしまい格が止まってしまう可能性があったので、氏にとって破局はよかったのかもしれない。

※癸の干合相手の戊は年支の蔵干にあるが、その陰陽違いの己も妻ととることもできる。この場合、己は配偶者の場所の日支の本元だから、己のほうを妻とした。

 

Wikipediaによると、次のようなエピソードが載っている。何らかの使命をもって生まれたと思わせるような、すごい人物である。

  • 8歳の時に交通事故、16歳の時にバイク事故、18歳の時に父に刺されて、3回死にかけた
  • 13歳の時に母が病死、14歳の時に父の会社が倒産、貧乏生活。
  • 父との刃傷沙汰を機に人生を真剣に考えるようになり、半年間の猛勉強で大学に合格。
  • 20歳の時に歩合の不動産営業マンになり、3年でトップセールスマンに。
  • 2001年に投資マンションの会社を起業、倒産寸前からV字回復して2005年に株式上場を果たすも、リーマン・ショックの煽りを受けて2009年に倒産、無一文に。
  • 起業家の仲間や昔の部下からの信頼を糧に2010年に再び起業、2016年には売上高197億円に成長させる。
  • 若くして絶頂と転落を経験、二度と失敗しないよう、「日頃から倹約を心がければ経費削減は必要ない」「分からない事を分かるふりをする事は愚行」「成功者にとって謙虚さと感謝が最も大事な想い」「悔しいなら、圧倒的な努力をする」などを行動指針としている。

 

ちなみに、人体図は次のとおりで、禄存星・司禄星が4つと偏っている。

要星は帰星の車騎星だから、名誉・名声とか異性とかに振りまわされると、財=ビジネスの星が活きなくなる。

    禄存星 天報星

車騎星 禄存星 司禄星

天南星 司禄星 天馳星

 

今後の運勢

氏の後天運である。

 77 67 57 47 37 27 17 7

 戊 己 庚 辛 壬 癸 甲 乙

 戌 亥 子 丑 寅 卯 辰 巳

 

氏は寅と卯が天中殺だから、いまは20年の大運天中殺で、来年の誕生日に明ける。

また、去年・今年と年運でも天中殺で、大運の干支と(準)律音でもある。

天中殺でいったん終ったこととは縁が切れるというし、新しいスタートを促すような環境(外律音)だから、今回のことで深田恭子氏とは縁が切れるだろうし、よりを戻そうといてもうまくはいかないだろう。

 

気になるのは、今後の事業運だ。また倒産ということにならないだろうか。

最初の起業は2001年だが、天中殺に入って急成長したものの、倒産した。

そして天中殺で起業したのが現在の会社で、同じく急成長している。

今年NASDAQに上場、人生を賭けた大勝負で、当面はアメリカでの生活が続くという。

 

算命学では、天中殺で始めたことは途中で終るのが原則なので、嫌な気はする。

しかし、大運天中殺は「陽」の天中殺で精神面が重要だが、氏は上でふれた「行動指針」にあるように、成功には酔いしれていない。

だから、地に足の着いた経営を続けるなら、天中殺の影響は大きくないようにも思えるが、何らかの犠牲は生じるかもしれない。

また、2004年からの大運は辛丑だが、月干の丙=財と干合して、その後に年干と干合するから、財=ビジネスが雲龍になる。

すなわち、本来の経営ビジョンを見失いやすいという解釈で、氏の場合は印中殺での起業だから、そのなかで重要な判断ミスをするおそれがある。

特に、2007年は日干支=自分、2031年2032年は財が天殺地冲になるから、格は止まって運勢を落とすかもしれない。

氏の活躍を陰で支えてくれる妻はいたほうがいいだろう。

 

いずれにしろ、2035年までにはこの先どうなるかの答えが出るだろう。

2024年からはビジネスの見直しがもとめられる10年で、悪いところや弱いところがあれば、今後のために改めるべきときだ。

氏のますますの活躍を祈念したい。