THIS IS YOUR LIFE!

人生後半の処世術について考えます

「女帝」小池百合子氏⑦

小泉総理は、自分に反対する自民党議員全員に対立候補=刺客を立てると発表、そこに氏が逸早く「選挙区を替えて対立候補として東京十区に立ちます」と立候補、一躍時のひとになります。マスコミは「愛嬌もあるけど度胸もある」「自民党ジャンヌ・ダルク」と氏をとりあげ、氏も「崖から飛び降りて風を吹かせます」と応えましたが、裏にはこのような事情があったのです。

選挙は圧勝で、女刺客による血祭の芝居は大入り満員で幕を閉じることになりましたが、これだけではありません。選挙区を替わるときに、阪上善秀氏を潰すべく、執行部に強く働いかけたのです。なぜか?地元密着の阪上氏は、氏の生い立ちもウソもよく知っていたからです。

関係者曰く「小池さんはこっちで笑顔、あっちでは夜叉、それが平気でできる・・・女性であることを利用してのし上がって、ひとの人生を平気で潰しにくる・・・マスコミを味方につけた知名度抜群の小池さんに、普通の議員はかなわないですよ・・・阪上さんは気の毒だった」。

 

その後、自民党の総裁選にも立候補しますが、憲政史上最長となる第二次安倍政権では若い女性議員にスポットライトが当たり続けて、氏は冷遇されます。

そこにまたチャンスが訪れます。舛添東京都知事の辞任です。機をみるに敏な氏は衆議院議員を辞職、都知事選に立候補します。