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人生後半の処世術について考えます

占いの勉強のつまずき①

このブログの無料鑑定に申し込まれた読者のみなさまにお話を伺ったところ、算命学や四柱推命などの命術(東洋の占い)を独学しているというかたが結構いらっしゃいました。

私も20年くらい市販の本を読んで勉強していました。勉強といっても、はじめの頃は早見表で知人の命式を出して「ここにこの星がある場合はこう」みたいな本の解説を伝えて「当たっている/外れている」と楽しんでいるレベルで、そこから進んで自力で命式を解釈しようと、図書館で専門書(いきなり阿部泰山全集でしたw)を借りて読んだのですが歯がたたず、他にやさしい本を借りて、少しはわかった気になるものの途中で挫折して・・・、ということの繰り返しでした。

いまはネットの情報が充実して、わかりやすく命術のイロハを解説するサイトも多くありますが、そうであっても途中で挫折するかたは多いのではないでしょうか。なぜか?おもに三つ理由があると思います。

一つめは、命術とは何で、何をどのように占うのか、学び始める前に「全体構造」をわかりやすく説明していないからです。「これはこうやって占う」という説明だけで、「なぜそうなるのか」を原理原則から体系的に説明してくれないと、自力では占えません(ネットの無料占いと変わらない)。

そもそも、命術の専門書は、一応目次立てられてはいるものの、昔から伝えられてきたことが何の考察もなく書き連ねられているケースが多いように思います。論理の飛躍ばかりで、ポエムに近い。これでは、読む気が失せてしまいます。

二つめは、学ぶ側の問題で、必須知識を覚えずに読み進めようとするからです。九九を覚えないことには日常の計算はできません。それと同じです。しかし、なにが覚えるべき必須知識なのかが明示されていないため、教える側にも問題があります。とにかく種々雑多なことが書かれているので、どれを覚えて、他の知識はどのように展開していけばいいのか、原理原則から説明されていないので、学ぶ側も覚えようとする気が失せてしまいます。