THIS IS YOUR LIFE!

人生後半の処世術について考えます

マネーの虎の復活⑤

では、氏は「第4クォーター」で何を考えているのか?

氏は言う。「自分が何をしたいというより、周りの人たちの成功モデルをつくりたい・・・今までのように自分が旗を振って人を成功に導くのではなく、若い人たちを陰ながら育てていくのがこれからの楽しみ・・・還暦を過ぎると自分のためじゃなく『孫の世代のために何かしてあげたい』という気持ちになるんですよ」。

氏の後天運を観ると、2023年(63歳)から新しい大運に入って、20年間は(人体図にない)調舒星・鳳閣星が周る。ひとを育てるのがテーマの大運だ。加えて、人体図の星が循環して牽牛星に止まる(帰星)。すなわち、社会貢献に意識が向かうときだ。運勢上、理に適っている。宿命に沿って生きている人には、運勢が味方してくれる。

 

以前の記事「ボブ・ディランに学ぶ」でもみたが、心の声にしたがって無理なく生きている人は、宿命から外れないものだ。あとは、勇気をもって進めば、道は拓けてくる。

氏は、若者に向けて次のように言っている(※)が、大変勇気づけられるメッセージだと思う。

「たとえば、小学生が『総理大臣になりたい』と言えば、みんな応援してくれるでしょう。ところが還暦を過ぎた大人が同じことを言えばどうでしょう。正気かと心配されますよね。それぐらい、若いうちは何にでもなれる可能性があるということです。私も大学を出た頃は普通の若者でした。みなさんには、私のように毎日16時間働きなさいとは言いませんから、人よりちょっとだけ頑張ってみてください。そうやってわずかな差を研ぎ澄ませていけば、人生の転機があった時に必ずうまくいくはずです」。

※ https://ps.nikkei.com/myroad/keyperson/nambara_tatsuki/