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人生後半の処世術について考えます

ボブ・ディランに学ぶ⑥

彼の今後について、宿命からは何が読みとれるでしょう?

彼はもう高齢で健康を意味する干が周る大運ですが、死期を占うのはご法度です。私もやりません。

彼は81歳ですが、現在も創作やコンサートを続けています。今年でデビューから60年なので、デビューした年と同じ干支=壬寅が周っています。これは、日干支の壬申とは真反対の干支なので、納音(なっちん)です。納音は、人生で改めるべきところがあれば改めるときなのですが、私の知る限り、宿命から大きく外れているようなところは見当たりません。だから、何も起こらないかもしれません。

しかし、納音を「これまでの自分を納めるとき」と解釈すれば、「引退」という可能性もあります。彼は、中産階級に生まれ普通の人生を過ごしていましたが、納音の年にそのような人生から離れて、厳しい音楽の世界に身を投じました。そして再び納音なので、音楽の世界から身を退くかも・・・というわけです。命術の今年は、2023年2月3日までですが、彼は毎年12月から翌4月まで休暇ですから、その間に何か起こるかもしれません。

あるいは、地支の申と巳の支合が周ってきた寅によって崩されて冲動に変わる年なので、健康など生活面でトラブルが起こるかもしれません。

ただ、宿命をどう消化するかは、彼次第です。先行きを見守りたいと思います。