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人生後半の処世術について考えます

なぜ、性格を占えるのか④

次に、五本能を五行で分類して、気の流れを観ます(循環法)。すなわち、守備(木)→伝達(火)→魅力(土)→攻撃(金)→習得(水)→、というように気が流れて、止まった(次に生じるものがない)ところが(気の向かうところとして)その人が目的とする本能だ、とします。

渡邉恒雄氏の場合、魅力→攻撃→習得→守備、と流れて止まりますから、守備本能に気が向かいます。氏は「ワンマン」「独裁者」と評されますが、守備本能を発揮して自分の意見を貫いています。

 

また、同じ本能どうしはそれにもとづく性格が強化され、異なる本能からは複合的な性格が生まれる、という傾向があります(二連変化)。

氏は習得本能が2つあります(ともに陰の習得本能=玉堂星)が、学んだことを改める革新タイプではなく、学んだことを守る保守タイプです。その習得本能から守備本能へ気が流れているので、守りはとても強くなります。

他方、習得本能と魅力本能(「目標とするもの・ことを獲得/達成したい」という欲求)からは、掴んだ情報を目標の達成に利用するというイメージから「機を見るに敏」などの性格が生まれますが、悪いほうに出ると、知恵が濁った=悪知恵が働く人にもなります。

習得本能と攻撃本能(「やるべきことに没頭して認められたい」という欲求)からは、学んだことを忠実に実行するというイメージから「完全主義」などの性格が生まれますが、悪いほうに出ると、権謀術数を弄する人にもなります。