THIS IS YOUR LIFE!

人生後半の処世術について考えます

なぜ、未来を占えるのか⑤

そして、「陰陽論」「五行論」などを統一した「陰陽五行論」という思想が生まれました。そこでは、次のような理論が加わりました。

ひとつは、気にはという三つの次元があって、天には(五つの気をそれぞれ陰陽に分けて)甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十種類の気(十干)が循環しています。

そして、公転する太陽が地球に季節をもたらすように、地には、天の気を受けて、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二種類の気(十二支)が循環しています。これらが移り変わることで、人は時間を感じることができる、というわけです。

そして、人の誕生とともに、その時の天の気と地の気が入って、その人の気になるのです。

もうひとつは、暦(こよみ)です。陰陽が同じ十干・十二支を組合せると六十種類になりますが、これを干支といます。それを年ごと、月ごと、日ごとに一つずつ割り当てて暦にしました(干支暦)。六十で一回りして、はじめの干支に戻ります。六十歳を還暦というのは、ここから来ています。

今日2022年7月26日は、干支歴では、「癸寅の年」「丁未の月」「庚辰の日」になります。そして、今日生まれた子の宿命は、「癸寅」「丁未」「庚辰」の六文字で表されるのです。

 

人は、誕生した時の気の影響をずっと受け続けます(宿命)。だから、その時の気を記号化した暦を読み解けば、その人の一生がわかる、これが東洋の誕生日占い(命術)の理屈なのです。